アマゾン/知育・学習玩具ストア開設/ニーズ捉えて目的別に商品選択

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白子雅也事業本部長(左上)と「知育・学習玩具大賞」を受賞した企業

白子雅也事業本部長(左上)と「知育・学習玩具大賞」を受賞した企業

 アマゾンは9月20日、国内外から数十万点の知育・学習玩具を集めた「知育・学習玩具ストア」を開設した。ユーザーが目的別で知育・学習玩具を選べるようにした。ストア開設を記念して、「知育・学習玩具大賞」も開催し、ユーザーのレビューと、保育、教育、脳科学の各専門家の意見を基に受賞玩具を選んだ。
 アマゾンが6月に、子どもを持つ親などを対象に調査したところ、70%以上が知育玩具に高い関心を持っていることが分かったという。
 「おもちゃ&ホビーカテゴリーは現在400万点を取りそろえている。日本はキャラクター玩具が多いことが特徴だが、知育玩具の商品点数も伸びている」(おもちゃ&ホビー事業部・白子雅也事業本部長)
 日本は米国アマゾンに次いで知育・学習玩具の商品点数が多いにもかかわらず、「どの知育分野に効果的か不明確で、どれを選べばいいか分からない」との声が多い。また、購入頻度や売り上げ構成比は他国に比べて低いという。
 「知育・学習玩具ストア」は「もっと選びやすく」をコンセプトにし、育てたい能力や教育分野から選べるようにした。
 「知育・学習玩具大賞」の知育部門は、同じサイズの木の板を積み重ねるシンプルな玩具「KAPLA カプラ200」が受賞。想像力の育成につながる点が評価された。学習部門は、国旗や地図を楽しみながら覚えられる「世界の国旗かるた」が受賞した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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