アスクル「ロハコ」/ファッション販売開始/スポーツ、アウトドアも視野に

　アスクルは９月１３日、運営する日用品のＥＣサイト「ＬＯＨＡＣＯ（ロハコ）」でファッションアイテム約３０万点の取り扱いを開始した。クロスセルを促すなどの狙いから取扱商品カテゴリーの拡大を進めており、今後はスポーツやアウトドア用品への領域拡大も計画している。
　新たに投入したのはファッションアイテム約３０万点。これにより全体の取扱商品数は従来の２．５倍の約５０万点に拡大した。ワールドが運営するＥＣサイト「ワールドオンラインストア」や、ワールド子会社のファッション・コ・ラボ（本社東京都、中嶋築人社長）が運営する「ファッションウォーカー」などで、まずは約２００ブランドを展開する。
　「ロハコ」は従来、仕入れた商品だけを販売してきたが、「ロハコ」を介して顧客と店舗が直接やり取りできるマーケットプレイス型の販売形式を新たに取り入れた。
　一部の商品を除き、ファッションアイテムは各店舗の在庫から直接顧客に届ける。二つの販売形式を組み合わせることで、商品カテゴリーの幅と、取扱商品数を充実させる。「日用品を目当てにアクセスしてきた顧客にクロスセルを促す狙いもある」（広報担当）。
　まずは顧客からの要望が多いファッションカテゴリーを開設した。その他のカテゴリーも順次追加する計画で、「来年以降、スポーツやアウトドア関連商品の取り扱いも開始する」（同）としている。