ヤマトHD/タイで宅急便を提供/現地企業と合弁設立で合意

 ヤマトホールディングス(HD)傘下の東南アジア地域統括会社、ヤマトアジアPTE(ヤマトアジア)と、タイのサイアム・セメント・パブリック・カンパニー(SCG=サイアム・セメント・グループ)は8月25日、タイで宅急便サービスを提供するための合弁会社設立に向け、基本合意したと発表した。今年10月に合弁会社を設立し、SCGが65%、ヤマトアジアが35%を出資する。SCGによるタイ国内でのBtoB全国配送ネットワークに、ヤマトグループが日本で培った宅急便のノウハウを融合する。
 合弁会社の社名は「SCGヤマトエキスプレス」の予定で、資本金は日本円で18億9300万円。17年1月の事業開始を計画している。合弁契約締結日は9月8日となる予定。
 SCGはタイのセメント業界でトップの売り上げを誇る複合企業グループ。セメント建築資材、化学、梱包材や流通・物流事業なども行っており、タイの上場企業の株式時価総額で5位に位置している。
 ヤマトHDによるとタイは現在、世界各国から自動車や電機製品メーカーが工場を建設。東南アジアの中でも製造拠点として重要な位置付けとなっている。
 同時に現地におけるスマホの普及に伴いEC市場が著しく成長。とりわけ、マーケットプレイス出店者に代表される個人間での物のやり取りで、小口配送の個数が急増しているという。
 ヤマトグループは10年にシンガポール、11年にマレーシアで宅急便事業を開始するなど、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国における小口配送ネットワークを拡充してきた。

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