「『健康食品』の素材情報データベース」情報更新/水素水について検証/「信頼できるデータない」と評価

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 国立研究開発法人医療基盤・健康・栄養研究所は6月10日、「『健康食品』の素材情報データベース」に「水素水」に関する情報を更新した。総合評価として、安全性・有効性ともに「ヒトに対する安全性については信頼できる十分なデータが見当たらない」と結論付けている。
 同研究所では、アメリカ国立医学図書館の国立生物工学情報センター(NCBI)が運営する、医学・生物学分野の学術文献検索サービス「PubMed(パブメド)」などを用いて文献を検索し、「水素水」の有効性や安全性を検証したという。
 同研究所によると、総合評価の内容については、「現段階でデータ検証を行った結果であり、『水素水』自体を否定するものでも肯定するものでもない。随時検証を行い、情報を更新していく予定」としている。
 同研究所は、4月1日より消費者庁の委託事業である「健康食品の機能性等に係るエビデンスのセカンドオピニオン事業」の受託機関となっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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