LINE/「LINE MALL」終了/ECサービスはBtoCに注力

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コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を提供するLINE(本社東京都、出澤剛社長)は2月29日、スマホ向けフリーマーケット(フリマ)アプリ「LINE MALL(ラインモール)」のサービスを5月末で終了すると発表した。BtoCのECサービスは継続するという。
 CtoC向けのフリマアプリについては、先行する「mercari(メルカリ)」が日米で3100万件以上ダウンロードされ、月間流通総額は数十億円を超える規模に成長していた。「ラインモール」は販売手数料の無料化を継続するなど先行サービスとの差別化を図ってきたが、利用者数の差が開く一方だった。
 EC分野においては今後、比較的好調なBtoCサービスに注力するという。割安な商品を期間限定で販売する「LINE フラッシュセール」や「ライン」の友だちにギフト商品を送れる「LINE ギフト」などの利用者数を拡大したい考えだ。
 同社が「ラインモール」を開設したのは13年12月。14年3月には、販売金額の10%に設定していた販売手数料を無料化した。これにより2週間で10万点の商品が新規出品されるなど、当初は順調に利用者を獲得できていたという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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