プラス/オフィスコムを買収/家具通販の拡大図る

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オフィス用品のプラス(本社東京都、今泉公二社長)は1月28日付で、オフィス家具のECサイトを運営するオフィスコム(本社東京都、高橋和哉社長)の全株式を買収し、完全子会社化すると発表した。買収額は非公表だが、数億円になるとみられる。
 プラスは15年12月にニッセンの家具通販事業「暮らしのデザイン」の事業も買収している。自社で展開するオフィス家具のECサイト「Garage(ガラージ)」とともに、三つの事業で家具通販を拡大していく。
 買収後は物流部門や品質管理において人事異動を予定しており、部署の整理は行わない。製品企画や調達、物流などで相乗効果を発揮し、オフィスコムの一層の成長を目指すとしている。
 オフィスコムは15年12月期の売上高は、29億6100万円(前年比47・5%増)。6980円の机が累計で10万台以上販売するヒット商品となっており、近年は個人からの注文も増えている。18年までに売り上げを100億円に引き上げる目標を立てており、他社との連携を模索していた。
 高橋社長は「企業文化が似ており、家具の物流に長け商品の品質改善や拡充に期待している」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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