ベイス/決行代行事業を開始/手数料は来春まで無料

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無料でECサイトを開設できるプラットフォーム「ベイス」を展開しているBASE(ベイス、本社東京都、鶴岡裕太社長、03―6416―5450)は9月7日、オンラインの決済代行事業を開始した。ECサイトやウェブサービスに数行のコードを埋め込むだけで決済機能を追加できる。16年5月まで、決済額が月額1000万円未満であれば決済代行手数料を無料にした。初年度で1000店舗の利用を目指す。
 決済代行サービスの名称は「PAY.JP(ペイドットジェーピー)」。数行のコードを書くだけで決済機能を実装できる手軽さと手数料率の安さで差別化を図る。
 初期費用や月額利用料は無料。決済手数料はビザとマスターが取引額の3・0%、アメリカンエクスプレス、ジェーシービー、ダイナース、ディスカバーは3・6%に設定した。加盟店審査は数日で完了するという。
 ECサイトやウェブサービスの開発者向けに提供しており、当初はスタートアップ企業やベンチャー企業を主なターゲットにする。
 「『ベイス』の利用店舗(の売り上げ)が大きくなって、自社でサイトを作るときに『ペイドットジェーピー』を導入してもらえるようにしたい」(鶴岡社長)と将来の展望を語る。
 決済サービスを手掛けていたピュレカ(本社東京都、高野謙一社長)を14年12月に買収、決済事業へ参入した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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